懐かしの「チョイ改造」

こういう玩具というと、ミニ四駆なんかもそうだが、高い技術力を誇る大きなお友達によっておぞましい改造をされてしまうことが多い。もっとも、そういった改造を施された玩具は大会などで公式に使用することが出来ないため、子供の玩具を使って大人だけで遊ぶ、という本末転倒な遊び方しか出来ないわけだが、それはそれとして、玩具の限界に挑むというのはなかなかに工学的なロマンがある。
パッと最初に思いつく改造といえば、本来は接続不可能なジョイントをすることだ。ベイブレードは主にアタックリング、ウェイトディスク、ブレードベースと呼ばれる3つのパーツに分けられ、それらが1つずつ組み合わさって完成するのが普通だ。しかし、改造を施すことで、ウェイトディスクを2枚装着したりすることが出来る。それにより、鉄のパーツ量が2倍に増えるため、かなりの重さ、強靭さを手に入れることができるのだ。これらはとある工程を踏めば簡単に再現できるので、当時真似した子供たちも少なくないはずだ。……もっとも上記の通り、友だちの間でしか使えるものではないが。

ズルは駄目だぞ! 正々堂々+1 !

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ベイブレードとは?
ベイブレード。1999年にタカラ社(現・タカラトミー)から発売された玩具である。ベーゴマという古典的な遊びをスタイリッシュに変化させ、豊富なラインナップからカスタマイズ出来る自由度、その戦略性が受け、当時の子どもたちに社会現象を起こすほど爆発的な人気を博した。かくいう筆者も、子供の頃はもっぱら「シューター」と「ワインダー」でベイブレードを回しまくっていたものだ。ベイブレードが流行した理由として、上
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究極の改造とは
さて、そういっただれでも出来る改造を越えた――大人の力をフルに利用した改造こそ、僕は「改造されたベイブレード」だと思う。以前ネット上のどこかで、自分で金属を削りだしたアタックリングなどを自作している人を見かけたことがある。ベイブレードはそれぞれのパーツに互換性があるため、接続部分に汎用性を持たせれば、自作のパーツでも簡単に接続することが出来るのだ。そのため、モデラーなどの自作のパーツを作る技術を持